BUSINESS

事業案内

未来の「種」を創り、「農」と「食」に貢献。

野菜を生産者、流通業者、加工業者、消費者へ。
耐病性に優れ、安定栽培できる品種を世界にも

当社は、野菜種子の育種開発、生産、品質管理、販売を行っている種苗メーカーです。育種とは品種を作るための親となる素材を作り、特徴ある素材を掛け合わせて新品種を生み出すこと。種の開発者がブリーダーといわれるゆえんです。研究農場で種を生み出し、その後は種を増やすのですが、これを生産と呼び、日本の農業従事者が減る中で今は海外(イタリアやチリ等)の業者に委託し、さらに自社の品質管理を経て国内外に流通させています。

当社の開発品目は根菜類・葉菜類がメインで、最重要品目がキャベツ・ダイコン・ニンジン・ネギ。他にも重要品目としてレタス・ブロッコリー・コマツナなどがあり、最終的に種卸専門店や全国JA等に提供。その先の生産者たちから、暑さや寒さに強く耐性がある、病気に強い、機械で収穫しやすい、揃い性や栄養価が高いなどと評価されることが喜びであり、その後栽培・収穫を経て身近なスーパーに並び、消費者に届く実感がやりがいです。

近年は需要が頭打ち傾向の日本だけでなく、日本の種子の価値が高いとされるアジア圏(中国や韓国、東南アジア諸国など)に向けた開発を強化し、市場投入している段階です。アジア圏では耐病性や揃い性といった課題があるため、今後も大きな可能性があると考えています。今は国内向けと海外向けの両輪で事業を行いながら、中長期的には欧米への市場拡大も視野に入れています。仕事は研究・技術職(育種・生産、品質管理)、営業が連携して行っていますが、育種は10年に一つ品目を生み出せれば成功とされ、長期的な視点からの試行錯誤が大切。探求心と粘り強さが必要ですが、農家の「困った」への解決策となる種を生み出し、チームで創造できる喜びに満ちています。また営業は国内から海外の農作物生産者へ向けてアプローチする機会も増えるため、海外志向やバイタリティある人も活躍できるでしょう。私たちと共に、日本そして世界へ、「喜びのタネ」を届けませんか?

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